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2014-11-06

曇りですね。
これから午後の仕事を始めます。残念ながら制作ではないけれど、、、。
来年度は公開講座を計画していますので、夏休みによろしければ参加してくださいね。

昨日、芦屋市立美術博物館の展示「Art trip vol.01窓の外、恋の旅。/風景と表現」 で、久々に詩に感激ましました。
谷川俊太郎の詩です。
展示作品も良かったんだけど、詩がその時の状態にぴったりきたのかな。

大学3回生のとき、作品のタイトルに彼の詩(20億光年の孤独)の中の言葉「キルル」「ハララ」を使わせてもらいました。

体中から言葉が溢れ出ているような谷川俊太郎の詩。
エネルギーそのものですね。

詩なんて、、、って暫く遠ざかっていたんですが、詩画集、作りたいなって思いました。

PS
あしやシューレの展示「disappear -みえなくなる- 花岡伸宏 Nobuhiro Hanaoka・中川直昭 Naoaki Nakagawa」にも行きました。
言葉にしづらいところはありますが、花岡さんの立体がはじめてシリアスなものに見えました。(昨日まではもっとポップに感じていました)
展示全体はとても明るくさっぱりしているのに、とても重い、底なしの、闇からのぞかれている気持ちと言いましょうか。。。ぎりぎりと気持ちに残る展示でした。

2014-10-30

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研究室にの壁に掛けました。
右上、立山朱美さんの作品です。
10月の初旬、熊本の河原町アート・アワード2014の審査員として参加させていただく機会がありました。
私はこの作品の作者「立山朱美」さんに「寺島みどり賞」を送ったのです。
そして、副賞として発表作品を買い上げさせていただきました。

この絵、正直なところ最初に見た時はあまり印象に残らなかったのだけど、でも、プレゼンの時に彼女が詩を読んでくれて、その詩を聞いているとみるみる世界が開けていったのです。
以下がその詩です。

タイトル:
星雨が降ってきて・・・やさしく包まれて・・・生まれ変わる

私はもう一人の自分の手の平の中でやさしく包まれている
しとしと星雨が降ってきて・・・
過去の悲しみの水たまりにキラメキを帯びたら・・・
サンダルがスキップするんだ・・・
お日さまのブレスから光が照らされれば・・・
希望の芽がにょきにょきとでてくるよ・・・
ギンガムチェックのポッケから虹が出てメロディーを奏でる・・・
未来への夢花は咲く・・・
さあ、生まれ変わるよ・・・
木星からクジラとイルカが祝福しているよ・・・
私は生まれ変わるよ・・・
今・・・この瞬間に生まれ変わる・・・
作:立山朱美


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とてもまっすぐな、絵と詩ですよね。
静かな川のせせらぎににも似た宇宙に抱かれながら、暖かく、やさしく、新しく生まれ変わる。
写真では解り辛いかもしれませんが、絵具の使い方もいろいろバリエーションがあり、所々に使われているコラージュと一緒に画面に変化を与え、見飽きないです。

立山さんの絵の他にもすばらしい作品は沢山ありましたが、審査員として審査するにあたって大切にしたのは、完成度とか、具体的に商品化できるとか、コンセプトとか、そんな事は次にして、どうしても気になる、そんな魅力を持っているかどうかでした。
立山さんのは他にも数枚絵を展示されていましたが、これが抜群に良かった。

イベントが終わってから決めた副賞なのですが、立山さん、お譲りくださりありがとうございました。
これからも「これが絵画である」とか限界を決めてしまわないで、自分の表現を追求していってください。それが一番美しい事だと思います。




2014-10-28

アートアドバイザーの奥村くみさんが、先日終了した個展の様子をブログにアップして下さいました。
http://allierstyle.blog.fc2.com

長くおつきあい頂いていること、ありがたく思います。
これからもよろしくお願いいたします。

2014-10-27

今年はバラの手入れが全然できなかった。
だけど、今年も秋の花が開いた。
もう終わりかけだけど、香りは胸に広がる。

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2014-10-27

外はすごい雷です。
あしやシューレでの個展、無事修了しました。
まず何よりも足をお運び頂いた皆様、ありがとうございました。
それにお気にかけて下さった方々、ありがとうございました。

お買い上げ頂きました皆様方、これ以上の喜びはありません。

もう少し時間が経てば、もっと上手に言葉を紡げると思うのですが、いまこの瞬間に感謝の言葉を残したくて。

お手伝いして下さった方々、ありがとうございました。
おかげさまで、滞りなく会期を終える事ができました。

皆様、今回の経験を糧に、これからも更に成長して行けるよう、努力致します。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。





2014-10-22

こんにちは。
大学の中に居ます。
今お弁当を食べ終わり、これから歯を磨こうかとしているところ。
窓の外はちらほらと紅葉しかけた山肌が、しっとりと冷たい霧雨に濡れています。
静かです。

2014-10-19

こんばんは。
今日は久しぶりに個展会場に在廊していました。
トークの打ち合わせをしたり、会場写真を撮ったり、来場者さんはその合間にちらほら。
高尾さんともお話をたっぷりする時間もありましたし。
もちろんお越し頂いた方々は一番乗りのTさんを筆頭に、皆さんお会いできて嬉しい方ばかりでした。
明日は横浜からあの方達がご家族でお越しいただける予定だし、明日も楽しみです。

そして、25日のトークイベントの後のレセプションの予定が決まりました。
なんと、大フィルのチェリストさんがお越しいただけるようになったのです。
もう一度おさらい。
寺島みどり個展「ENDLESS」は10月25日(土)の15:00〜16:00までカタログでテキストを書いてくださった加藤瑞穂さんとのトークイベントを行います。(参加費500円)これは私もとても楽しみにしていて、加藤さんならではの厳しくも暖かい視点で私の作品を分析する、得難い機会だと思っています。
ずっと前から準備はどうすべきだろうか、と恐れる気持ちを持ちながら待ち望んでいるイベントです。
その後に、レセプションイベントとして17:00から「五感で感じるアート|チェロと寺島みどりの出会い」があります。(参加費1500円)これは企画してくださった高尾さんのお言葉をおかりするなら「もっとリラックスできる」イベントになる予定です。
どうぞ気持ちを緩やかに、チェロの調べと、ワインと、チーズ、そして寺島の作品に目を向けていただければと思います。
目と耳と香りと味覚と、皆様の心に新しいハーモニーが生まれますように。。。

トークの内容なのですが、突き詰めて行くとやっぱり「分かりやすい」のが一番なのだなー。と思いまして。やっぱり思いつかないんですよね。それしか。
打ち合わせでこんな事を話しましょうという、大体の事は決まりましたが、私は自分の思うところをできるだけ分かりやすくお話しする事だけを念頭に、会に望む所存でございます。

写真は本日撮影の会場風景
今日の天気、良かったですね。
明日も晴れ!!!

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2014-10-11

こんばんわ。
珍しく連続投稿です。

このブログは読者が少いのですが、その貴重な読者の方々のために書いている所もあります。
そのような「第三者がありき」考えは結構私の根底にあるもので、このブログでも「絵描きとしての自分が求められなくなったら、死のう」というように以前考えていた事を投稿したことがあります。
でも、最近、そんなんじゃやっぱりあかんやろ、と思い直し出しまして、、、。誰にも求められなくなっても死んじゃいけないんですよね。しぶとく生きて、自分のやりたい事を続けなければ意味がない。そうできなければ本物じゃない。
それで、制作の方はこれまでジタバタしながら、結構やりたい事を続けてきたのですが、それ以外の事が「皆さんが知りたい事、やって欲しい事をしようかな」になっていたので今回は改善しなければ。。。例えば、そうです、トークイベントなどです!
こんな、あなたまかせをしている余暇は今の私にはないのです。
で、今回のトークイベントは私の伝えたい事を話さなければ、と結構いつになく意気込んでいるのです。

初めての事なで上手くできないかもしれませんが、始めなければ始まらないという事で、どうやって準備すればいいのかなー。。



2014-10-10

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ご報告が遅れましたが、個展無事始まっています。
本当に今回の個展では特にいろいろな方にお手伝い頂き、初日はその感謝の気持ちがわーっと溢れてきました。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
初日には久しぶりにお会いできた人に作品を見ていただき、私の近況を感じてもらえて、、、どういう言葉で表現したらいいのでしょうか。ただ、ああ、嬉しいでしょうか。作品を通して自分を表現する喜びを感じました。それに、お会いした皆さん、ほんとお変わりなくお元気そうで、これも嬉しかった。
長い間お会いできなかった期間、何もなく順調の一言ですませられることなんかないはずなのに、皆さん風が強いほど顔を前に向けて、いらないものを吹き飛ばしているんですね。生き生きされていました。
でも、台風なとの理由があってクローズ30分前に会場を後にしたせいで、お会いできなかった方が3人。残念無念です。
作品はおおむね好評で、早々に行き先が決まったものもありますし、14日発売の日本経済新聞の夕刊に展覧会評を書いていただける事も決まりました。
非常に良いスタートをきれたと思います。
少し気がかりなのは所用が重なり、次に会場に行けるのは18日だということ。
なんだ残念です。せっかくなのにね。

でも、やっぱり、会期が始まってもこんなにそわそわするの、初めてだな。
それだけ、力をこめた展示なのです。
是非ご覧いただければと思います。
会場でお会いしましょう。







2014-09-22

今回はカタログも作っているのですが、デザインは不肖寺島がさせていただいておりまする。
先ほどデザイン案が出来まして、シューレの高尾さんに送ったのですが、お、な、か、が、すいた。
どうも食事を忘れがちな傾向は直りません。
昨日もDM発送を手伝ってくれたサリーちゃんを、この愚かしい癖につきあわせてしまいました。
今回の制作はこれまでで一番マイペースで進められているのですが、やはりオープンが迫ってくると無理するところが増えてきそうですね。
今日はすぱっと早い目に帰って、久しぶりにちゃんとしたご飯をいただこうかしら。

。。。うちで一番のグルメは息子です。
冷凍したものはいやがるので、冷蔵庫ストックか毎回作っています。
それに、始めはぱくぱく食べても、何度も同じものが出ると、そっぽ向いて食べません。「こんなの飽きたー」アピールがぐさぐさ胸に突き刺さります。
ちゃんと昆布と鰹でとった出汁や新鮮なフルーツ、お魚が大好きで、特にフルーツは「どこまで入るんだろう・・」と思うくらい、ずっと食べます。
はっと気がつくと、息子のご飯が一番豪華な事がよくあります。

そうそう、やっぱり今日は早めに引き上げて、ちょっとちゃんとしたご飯を作ろう。
夫にもそれがいいだろうと思う。





2014-09-22

展覧会情報再掲します。
(転載:あしやシューレサイトより)
http://ashiyaschule.com/upcoming.htm

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Midori TERASHIMA
寺島みどり展 ENDLESS
2014.10.05 - 10.26 12:00-19:00(最終日17:00まで)月/火休廊
□トークイベント
10.25[sat]15:00-16:30  参加費:500円(本展覧会小冊子付)
寺島みどり×加藤瑞穂氏(大阪大学総合学術博物館招へい准教授)
□レセプション
トークイベント終了後、同会場にてレセプションを開催致します。
10.25[sat]16:30-17:30


10代や20代の頃は、40位になると余裕をもって仕事ができだろうなと考えていたのですが、とんでもない。マルチタスク能力をめいいっぱい使って、事態に対応しています。
頭と体をぐるぐる動かしがんばっています。

今回はカタログも作成しまして、加藤瑞穂さんのご寄稿が叶いました。とても嬉しいです。
在廊日は、10月5、18、19、25、26日を予定してます。
久しぶりにお会いできれば嬉しいですね。
秋のあしやシューレ、寺島の展覧会に是非お越し下さい。

2014-09-22

おかげさまで「サイレント・アクア」無事終了したようです。
そして、私の作品も貰い手がみつかったようで、良かったです。
この場をお借りして御礼申し上げます。

サイトを見たのですが、すごい落札率ですね。
作品が巡って行くのは、なんだか幸せな気分になります。



2014-09-16

サイレントアクア、今年も開催しています。
http://www.kcua.ac.jp/silent/
●概要
チャリティーオークション「SILENT @KCUA(サイレントアクア)」は、東日本大震災の復興に関わる活動をしている団体等を広く支援することを目的として、2011 年より10 年間の継続を目標として実施しているものです。本年度より、東日本大震災の復興に関わる活動を行う団体の支援に加えて、京都市立芸術大学に在籍する学生の芸術活動の支援を新たな目的として開催いたします。
本オークションでは、入札方法にサイレントオークションを採用し、さらに作家名を伏せた匿名での作品展示とします。出品作家名は会場内に掲示し、 ウェブサイト上でも公表します。作品はハガキサイズ程度とし、本学の学部生、院生、留学生、教員(非常勤含む)、旧教員、卒業生、修了生が出展します。 オークションで得られた総額から運営経費分を差し引いた収益の7割を、被災地にて芸術を通したボランティア活動、支援活動を行っている団体への活動資金として、また3割を京都市立芸術大学に在籍する学生の芸術活動の支援金(留学支援・奨学金)として寄付いたします。

会期:2014年9月13日(土)~ 9月21日(日)11:00〜19:00(最終入館18:30)
休館日:9月16日(火)
※入札受付は、会場・ウェブサイトともに9月21日(日)19:00まで
(最低入札価格は3,000円・以後1円単位で自由に入札価格をご設定いただけます)
主催:京都市立芸術大学サイレントアクア実行委員会
後援:京都市、京都市教育委員会、
   京都市立芸術大学美術学部同窓会、京都市立芸術大学美術教育研究会

さっきサイトをのぞいたのですが、今年もなかなかバラエティーにとんだ内容で眺めるだけでも面白いですよ。
ですが、会期が21日まで。短い!!!
出品者としては、出戻りになることが心配なのですが、しょうがないですね。
そんな子の方が愛しいといったところでしょうか。
おっと、まだ終わっていないのに、いけないいけない。



2014-09-10

気がつけば9月。本当にあっという間に日々が過ぎていきます。
昨日、今度個展を開催させてもらう「あしやシューレ」の高尾さんがスタジオまでお越し下さりました。
作品を見てくださったのですが、ひとまずは気に入っていただけたようで、本当に良かった!
初めてお仕事をさせてもらう時はいつもいろいろ気になったりします。
でも、作品を気に入ってもらえて本当に良かった!
気に入ってもらえなくても、変更とかはなかなか出来ないですしね。プレッシャーは相当なものです。
それに、なんとお土産に、まんまるはち切れんばかりの大きな粒が揃ったぶどうを二房もいただいて、早速今朝子供と食べました。美味しい!贅沢!
一週間ほど前にはテキストを書いて下さる加藤瑞穂さんにもスタジオにお越しいただいて、励ましのお言葉もいただきました。嬉しかったですよ。
ここ数ヶ月一人で悶々と作業を進めて来たのですが、お二方の暖かいお言葉に励まされて、大作の方の仕上げに良い集中が出来そうです。

写真は制作途中の大作。
さて、どんな作品になるでしょうか。
いつも願うのは自分の予想さえも裏切るほどのものになってほしいということ。
格闘が続きます。

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2014-08-24

「プリミティブな仕事をしたい」
今回の個展を開催するにあたって、あしやシューレの高尾さんにそんな事を話しました。
しかし、違う。ドローイングや試作品を進めていく中で気がついた。
「プリミティブなところで仕事ができるようになりたい」のだった。

どうも、どうも、理屈がついていないと、ちゃんとしていないというような観念があって、その理屈がなんだか窮屈な理屈で、言い訳のようなもので、自分でも嫌になるよ。陥っていることに気がついたときにはね。

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2014-08-10

8月はいろいろな思いが去来する。
広島、長崎。終戦記念日。
五山の送り火。
地蔵盆。
夏生まれなので、夏は得意なはずなのだけども、体が元気だと頭も必要以上にぐるぐる回るのだろうか。
耳にするニュースにも過敏に反応してしまう。

忘れられない話がある。
広島の語り部さん。
原爆が落とされて、自分は運良く生きてたんだけど、でも、燃え盛る炎から逃れるために、倒れている人たちを踏みつけて走ったって、泣きながら話されていた。まだ息のある人たちを踏みつけにして走って逃げたって。その事が申し訳なくて仕方がないって、声を震わせて、のどから絞り出すように。
ラジオから流れてきたその話は、私の心に深い所に染み込んだ。
生き残っても地獄。優しい心を持つぼど、苦しむ。
戦争は恐ろしい。



「一人の世界から解放される喜び」
これはさっき見ていたテレビ番組から聞こえてきた言葉だ。
その方も体から絞り出すようにこの言葉を声にしていた。

私はこんな世界で、どのような絵を描くのか。


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写真は、手をつけ始めた大きな作品。
きれいに仕上げたいとか、整理したいとか、雑念を排して表現の域までもって行きたい。





2014-07-18

久しぶりにタブローを展示します。
芦屋での個展です。
会期は10月から。まだ先ですけどギャラリーのサイトに情報がアップされたのでお知らせいたします。
http://ashiyaschule.com/upcoming.htm
寺島みどり展「ENDLESS」
ギャラリーあしやシューレ
2014.10.05 - 10.26
12:00-19:00(最終日17:00まで)月/火休廊
□トークイベント
 加藤瑞穂(大阪大学総合学術博物館招聘准教授)×寺島みどり
 10.25 15:00~16:30
□レセプション
 10.25 16:30~17:30
なにより、加藤瑞穂さんとのトークイベント!!!
ふふふ、期待してください。

上記サイトのメインイメージは変更される予定です。ですので、現在のもはある意味レアかも。かも?

この展覧会のためにドローイングを大量生産中です。
カラーはモノクロ気味です。
その中でも初期のものを一枚。
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ばらばらと書き連ねましたがよろしくお願いいたします。

2014-07-06

やっとアクセスできました。
3ヶ月ほど前に愛機にみそ汁をぶちまけてしまい、このブログのIDとパスワードがわからなくなっていたのでした。
いろいろ試したんですよ。でも、丁度更新した直後の事故だったので、ずっと分かりませんでした。
一時はあきらめかけたのですが、でもいい事ってあるもんですね。
この更新にたどり着きました。

この3ヶ月、いろいろあったのですがお知らせできなかったのが残念です。
でも!これからの3ヶ月の方がさらにいろいろあるので、まあ、いいですよね。

今、夜明け前、鳥が「ピ、ピピピピィ」と鳴き出した。
空が白み始めた。
早く寝ないとまた睡眠不足でえらい事になってしまう。
けど、さっきまで、Kさんから送られてきたお魚をお料理していたんだよ。
今回は連子鯛3尾、大きな蛸、鱧、エソと鱧のすり身。
お魚をさばく事は慣れないから大変だし、生き物に包丁を入れてる感がリアルなので、緊張する。
今日は鯛の鱗取り(本当に飛び散る!)と蛸の下処理が大変だった。
蛸の内蔵を取り出す時、とっっかりの最初に墨袋を破いてしまいOMG!
それに目ん玉を抜くのがどうすればいいのかわからず、ぐちゃぐちゃしているうちに目が合って「ぎゃあ」って叫んでしまった。
蛸の目は亡くなったおばあちゃんに似ていた。
黒めがちでキラキラしているけど、動かない。
生き物は死ぬ。
私もこんな蛸のような目をして死ぬのかな。
さっきおっぱいをあげた息子もいつかこんな目になるのだろうか。なるんだろうね。
考えると、胸の奥からこみ上げてくるものが喉の辺りできゅうぅって鳴る。
息子は今、生の塊。
でも、息子が生まれて、一緒に生きて、私はより死を身近に感じるようになりました。
息子はさんさんと輝く生の太陽。私の光はそれに比べて微々たるもの。
あーやっぱり古びて死んで行く運命なんだなぁと思う。
誰もがたどる道を同じように進んでいるんだなあと思う。
こんな繰り返しが今までずっと続いてきた。
私はそれを描きたいと思う。


2014-04-02

桜の季節になりました。
今住んでいる所は桜の名所なので、通勤通園お買い物その他諸々、桜のトンネルをくぐって出かけています。

2012にお世話になった黄金町エリアマネージメントセンターでも、大岡川さくら祭りにあわせて「のきさきアートフェアat桜まつり」が開催されます。私が2012年に制作した《A WHOLE NEW WORLD》もこのとき特別公開されます。
実はこの前子連れで(最後の)仕上げ作業をしてきました。
ちょこっとよってみて下さい。

●のきさきアートフェアat桜まつり
http://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-914.html
【日時】4月5日(土)〜6日(日) 時間はイベントにより異ります。 
【開催場所】高架下スタジオ、かいだん広場、その周辺のスタジオ、のきさき、ほか 
■■■主なイベント 
◎アートを見る!+買う! 
のきさきアート出展 
かいだん広場、高架下スタジオ周辺の「のきさき」では、アーティストの作品やグッズを展示・販売します。制作したアーティストが出展するので会話をしながら気に入りの作品をじっくり見ることができます! 
 
【時間】11:00〜16:00 
【場所】かいだん広場、高架下スタジオ周辺の「のきさき」 
 
過去の黄金町バザールの作品を特別に公開!
タイ・ハンホン(アーティスト、台湾)
《One Piece》2013年作
【場所】1の1スタジオ
【時間】11:00〜16:00
中谷ミチコ(彫刻家、日本)
《鳥の部屋》2012年作
【場所】1の1スタジオ
【時間】11:00〜16:00
寺島みどり(絵画作家、日本)
《A WHOLE NEW WORLD》2012年作
【場所】GALAHouse
【時間】11:00〜16:00 
 
黄金町芸術学校写真教室 成果発表展
【場所】高架下スタジオSite-Aギャラリー
【時間】4/5 11:00〜19:00、4/6 11:00〜16:00 
 
Kogane-X 広報コーナー 
黄金町エリアの防犯の歴史についての展示 
【場所】1の1スタジオ
【時間】11:00〜19:00
 
サポーター活動紹介コーナー 
バザールサポーターたちによる活動紹介展示&インフォメーションセンター 
【場所】ハツネウィング
【時間】11:00〜16:00
 
大岡川いきものわくわく水族館 
大岡川のいきものを見て触る体験!
【場所】かいだん広場
【時間】11:00〜16:00(4/5のみ開催)
【主催】第22回大岡川桜まつり実行委員会
【共催】よこはまかわを考える会
【問合せ】esperendou@ybb.ne.jp(担当:遠藤)

◎黄金町のワンデイマルシェ 「はつこひ市場」 
初黄日商店会が主催し、横浜市立大学鈴木国吉ゼミが共同で運営する「はつこひ市場」。日本各地から、産地の新鮮な野菜や、特産品が黄金町に集まります。日本の美味しいが集まる楽しい市場で、スペシャルランチはいかがですか?!
【場所】高架下スタジオSite-D集会場、前の広場など
【時間】11:00〜16:00
*商品は売切れる場合があります。

●第22回大岡川桜まつりhttp://river-sakura.com/
開催日 2014年 4月5日(土)〜 4月6日(日)
ぼんぼり点灯期間 2014年 3月22日(土)〜 4月13日(日)17:00~24:00(予定は変更になる場合がございます)
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しかし、この時期は眩しすぎて疲れます。
子供の頃はどうしてあんなに光に強かったのかが不思議。
野原とか駆け回って、シロツメクサや蓮華なんかをいじっていました。
今は晴天に映える桜も目に痛くて。
そのくせ、今日は大学のエスカレータを使わずに階段を登って行きました。
階段脇に桜が植えられていて、まるで桜に迎えられながら大学に入っていくようなのです。
思ったより日差しが木々に遮られていて、優しい感じでした。
聞く所によるとこの大学の植生は、移転の時にいた生物学の先生が決められたとの事。
ナルホド!通りでいろんなものがあちこちにちりばめられていると思った。
かっこ良いとは言えないけれど、とってもかわいいのです。
例えるなら、プリン・ア・ラ・モード。
大学に来られる方は今の時期が一番楽しいと思います。




2014-03-28

フィギュアスケートの世界選手権が埼玉で行われています。
昨晩は女子のショートプログラムが行われてて、私もテレビで観戦しました。
選手達は皆素晴らしく、緊張感の中にパワー、テクニック、美しさ、そして精神力が競われる、見応えのある内容でした。サッカーなどに比べると、フィギュアスケートはマイナースポーツですが、アーティストの間では人気スポーツだと思います。私も大好きです。

浅田選手の演技も涙ながらに観戦したのですが(オリンピックのSPのこともあって心配していたので。彼女が満足いく演技ができてとても嬉しかった)、カロリーナ・コストナー選手の演技は私の中で圧巻でした。
美しさと優しさが体中から溢れ出て来るのを、そのまま形にしているように感じました。
もちろん形になっているのは、非常に高度なテクニックがそこに介在しているからなのですが、あまりにも自然に演技しているので、選手を応援しているはずの私が応援されているように感じるほどでした。
素晴らしかった。

そして、SP終了後の会見。
彼女のコメントに涙がにじんで来ました。
このような人物に望めばなれるものでしょうか。努力すればなれるのものでしょうか。


=====以下スポーツナビより抜粋=======
http://m.sports.yahoo.co.jp/column/detail/201403270019-spnavi
コストナー「ソチ五輪より緊張していました」

拡大写真を表示
高いレベルで、安定感のある演技を披露したコストナー【坂本清】
※コストナーはスケジュールの都合により、質問時間を別途設定。

――今日の結果を受けての感想と、フリーへの抱負は?

コストナー 非常に気持ち良かったです。時があっという間に過ぎた感じです。実は午後からソチ五輪より緊張していたんです。なぜここまで緊張するかよく分からなかったんですが、ソチのときのように心を解き放って演技ができればと思っていました。日本の皆さんは本来なら2011年に東京で世界選手権を開催するはずだったのに、(震災の影響で)できなかった。皆さん待ってくださっていたんだと思い起こしました。そして皆さんの前で滑ることができて光栄だと思い、お客さんが喜んでくれることをありがたいと思っていました。スケートで何が大切なのかを考えました。もちろんジャンプやエレメンツも大事ですが、それだけではなく演技全体をまとめ、何かを創り出すことが大事です。それを演技の中で見せることができて非常に誇りに思っていますし、他のスケーターの活躍も素晴らしいと思いました。

――ソチ五輪と同様に自由に演技ができましたか?

コストナー そうですね。自由に落ち着くことができました。落ち着く上で大事だったのは、これは面白いことだと思ったのですが、(選手に向けてリンクに投げられた)お花を集めるちびっ子のスケーターを見ているうちに、私もこんな小さい女の子の時代があったんだなと思いました。チャンピオンと同じ氷の上に立てるのであれば何でもすると思っていたことを思い出して、みんながああいう小さいころから夢を抱いて頑張ってきて、私は自分の夢を実現し、いかに光栄で幸せかを感じましたし、長年このレベルで戦い続けることができて、非常にうれしく思っていました。

――ソチ五輪での団体戦から安定している。なぜそこまで落ち着いて滑ることができているのか?

コストナー 秘訣はありません。やっぱり努力してきたことが成果につながっているんだと思います。私のために情熱を持って、全力を注ぎ、献身的に、いつも私がどうしたらもっと良い演技ができるかを考えてくれるチームのおかげだとも思っています。自らの人生の中で私のために時間を割いてくれる方々ですので、これは普通のことではないですよね。それを考えると私はすごく幸運で、恵まれていると思いますし、その時その時で全身全霊で練習に挑むこと、氷上に立った瞬間はこれからどうなるか分からないのだから、それはそれで受け止めることが大事だと思っています。結果について、一喜一憂するのではなく、氷の上に立った瞬間から、自分は幸せなんだと思うようにしています。

=====抜粋終わり=========


フィギュアスケーターとしての彼女の人生はこの世界選手権で一区切りつけられるようですが、彼女ならきっとこの先も更に素晴らしい未来が約束されている気がします。




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