貴重な時間 [ワークショップ他]
「にじみ」や「しみ込む」というものが、生き物の残した跡のように感じられて、この作用を作品に活かせないか考えるようになりました。
基本的に油彩は「にじみ」とか「しみ込む」は技法として活かせない画材なので、今していることを無駄と感じる人もいるかもしれない。
だけど、これらの作用から生まれるものに今までに見えなかった可能性を感じている。
私にとってこの作業は、自分の考えをまとめるアイデアスケッチのようなもの。
こういう作業を納得できるまで繰り返すことができる今の状況はとてもありがたい。
こんなこと言ってられるのは、いつもほんのわずかな間。
この貴重な単純作業の繰り返しの中、考えていた以上のことに気付き、思いを深めて行きたい。
2012-06-22 12:47