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KIAF 2010 [行ったとこ/見たもの]

KIAFとはKorea International Art Fair。
アジアで初めにできたアートフェアだそうです。(←間違い。初めではないそうです。)
韓国の勢いを感じる規模の大きさ。比べるのもなんですが、アートフェア東京が狭くて小さいなーと思ってしまいます。

私は今回で2回目。
初めて見たときは出品作家として望んだわけですが、体調不良(いつも言ってますが・・・)の上、チョンゲチョンで転倒、スネを強打。翌日緊急病院で縫うという失態をしでかし、ほとんど記憶にございません。
恥ずかしながら、手術台であまりの痛みに笑うしかなかったこと。
その後打たれた注射ですぐに気分が悪くなり、くらくらして吉本新喜劇のようにベッドの柵に額を強打したこと。
「額が割れたらまた手術のやりなおしやん」と咄嗟に自分に突っ込みを入れたこと。
笑いをとるまえに、吐き気に負けてそのままXXXしたこと。
面倒をすべてみてくれた原田さん(夫)にはおこられそうですが、全て強烈な笑い話です。

話が脱線しましたが、KIAF 2010。
じっくり見る時間はなかったのですが、プレビューのときに入れていただくことができました。
お客さんは多かったように思います。
なんとなく歩いている人の雰囲気が良い感じでした。お祭り的に華やかで賑やかな雰囲気が「アートフェア」って感じがして、気持ちがわくわくします。
もちろん国際展といってもアジアが中心になるのですが、今の私にはそれが良かったです。
自分の作品を客観的に見るヒントになるからです。
今回は造形的に(←これこそ抽象的な言い方ですが)しっかりしているものに目が引かれました。
説得力があるんですね。流行や目新しさも楽しいのですが、「この存在感は一体何?」とそこから離れられないもの。そういうしっかりした存在を作り出す力が造形力と思っています。
今回はそんなハッとする作品にたくさん出会いました。
こんなこと言うと「作家らしくない」と言われることもあるのですが、造形力を持った作家にずっと自分の作品を追求していってほしいです。そしてすごい作品を作ってほしいと願っています。

KIAFは外国でのアートフェアなので、国内のものよりハードルが高いところもありますが、ソウルにはギャラリーもたくさんありますし、サムスンのリウムなど見所もたくさんあると思います。
何よりも一番近い「外国」として刺激的なところだと思っています。
韓国、パワーすごいです。

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